面白いゲームの開発に関われるゲームプログラマーは魅力的な仕事ですが、つらいところもあります。
そもそもゲームプログラマーは、ひたすらプログラミングをする仕事です。ゲームの内容を考えるのはゲームプランナーの仕事なので、与えられた仕様に対して忠実にプログラミングを行っていきます。そのため自分で面白いと思えないゲーム開発の仕事が入ってきた時には、納得のいかない気持ちを抱えながら悶々とした気持ちでプログラミング作業を進めていかなければならないのです。

また、つらい作業といえばデバッグ作業も挙げられます。デバッグ作業とは、作ったゲームに不具合、いわゆるバグがないか確かめ修正する作業です。それらを専門とするゲームデバッガーやゲームテスターがいる場合もありますが、規模が小さければ自分でデバッグ作業を行うケースもあります。
自分で作ったプログラムは、内部構造がわかっているため、バグが出ないような使い方を本能的にしてしまうものです。しかし実際にゲームをリリースするとユーザーはどんな使い方をするかわかりません。あらゆることを想定して、自分の作ったゲームを操作してバグが出ないかどうかを検証する必要があります。中にはひたすら同じ作業を繰り返さなければならない場合もあり、つらい作業といえるでしょう。

最近はオンラインゲームなども主流となってきています。そのため24時間体制で大勢のユーザーが遊ぶことが多くなりました。
そのため、致命的なバグが発生した場合は、即時に対応しなければなりません。ゆっくりと寝ている時にもバグ修正の依頼が来ることもあるのです。
ゲーム製作エンジニアにとってはバグ対応などのサポート体制を常に整えておかなければなりません。さらには、バグ解消に時間を取られて現在抱えている開発案件のスケジュールが遅れてしまうことも考えられます。残業や休日出勤の必要が出てくる可能性もあり、それもつらいところです。